マスミ鞄嚢 営業部の植村亮祐です。
今回は、MASMI ESSENTIALより商品紹介です。
ご紹介するのは、Fine line SachocheとFine line Clutch。

カジュアルというより綺麗で高級感のあるショルダーバッグとクラッチバッグにしたい。
そんなイメージで2型の企画が始まりました。
シュリンクレザーで製作するより、肌目のきれいなカーフレザーを使用し
シンプルなデザインにすることでレザーの良さを前面に出す。そんなイメージで製作するバッグをどのような仕様にするかを考えました。

採用したレザーは1948年創業 フランス Dupuy社のシャトーブリアン。
*Dupuy社はカーフレザーを取り扱うタンナーの最高峰。
SachocheとClutch以外にもトートバッグや巾着のハンドル等でパーツで使用していますが、
この肌目の美しいレザーをフルで使用したバッグを製作したら間違いなくかっこいいであろうということで採用しました。
実際は高級な革靴やオーダーメイドの革靴でよく採用されているレザーと革屋さんに教えてもらいました。調べてみるといくつかオーダーメイドの革靴をされている方がブログにて紹介されていました。
セミアニリンで仕上げられているので透明感があり、革本来が持つ質感も感じられるのがこのレザー。
肌目がしなやかでずっと触っていたくなるレザーですので是非実際に手に取っていただきたいです。
トラもしっかりとわかるのでその部分で製作したバッグもワイルドで非常にかっこいいです。


実際にこのレザーを使用し製作するにあたり、いくつか課題点がありました。
シュリンクとは違い袋縫いをするとレザーにしわが入ってしまうことや
仔牛なので比較的厚みのないレザーで使用によっては薄いペラペラなバッグになってしまう。
実際にファーストサンプルで出来上がったクラッチバッグも少しペラペラな感じで、、
どうしようという感じでした。
もう少ししっかりとした感じにしたいと職人に伝え出来上がったのが現在のこのバッグ。


レザーの厚みはそのままに、形にしたときにしっかりと自立するくらいしっかりとしたバッグとなりました。この底のレザーのデザインを加えることにより、形がしっかりとしさらにはくびれのあるラインの美しいバッグとなっております。
バッグを持ってみると驚くべきはその軽さ。
クラッチバッグは約300gそしてSachocheはなんとたったの200g。
金具等をなるべく使用しないミニマムなデザインにしたところ
ナイロンバッグと同等もしくはそれよりも軽いバッグとなりました。
この高級感のある佇まいでこの軽さはうれしいポイントだと思います。
是非弊社ファクトリーショップもしくはイベント等でお手に取っていただきたいです。
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