マスミ鞄嚢 営業部の植村亮祐です。
今回は、MASMI ESSENTIALよりConstrucitive Toteのご紹介です。
トートバッグの企画をするとき、トートバッグはお客様によってサイズ感の好みに
幅がたくさんあるよねという話になりました。
なのでConstrucitive Toteの3サイズ展開。本当は5サイズくらい展開したところですが。。。

ありがたいことに発売してから各サイズ同じくらいの数量をご購入いただいておりまして、SサイズはタブレットやPC、財布、携帯と荷物が多くないお客様に、MサイズはPC、財布、携帯、書類など少し荷物が多いお客様に、Lサイズは1泊の出張や仕事道具に加えジムの道具などを入れるお客様に好評いただいております。
Lサイズくらい大きいレザーバッグがあまり販売されておらず、これくらい大きいサイズのものを探していたというお声をよくいただきます。*サイズ感が弊社オンラインショップに掲載しておりますのでご確認ください。

このバッグの一番のこだわりはハンドルにあります。
長さをゆったりとることで肩にかけやすく、ダウンや厚手のウールコートを着たときにも掛けやすい長さに設計しております。*個人差はあるかと思います。
またハンドルの付け根を真っ直ぐ付けず、八の字にすることで肩にかけたときにバッグにかかる力が分散する構造に。
さらにバッグ本体に挟み込んで縫うことで、糸がほどけハンドルがバッグ本体から取れてしまうという心配も少なくなっております。

ハンドル以外にも作りのこだわりは多数あり、バッグの本体の上部に芯材を入れることで、肩にかけた時にへたりにくいバッグになっておりその佇まいが非常にエレガントです。底にも芯材をしっかり入れているのでたくさん荷物を入れても形が崩れにくいのも特徴です。
見えないところではありますがこうしたこだわりが長くご愛用いただくことを考えたバッグを生み出しています。
見ただけでは分からない職人がこだわった部分を実際に自分の目で見てお客様にお伝えできることが最近販売をしていてすごく楽しいポイントです。

ハンドルの付け根が特徴的なデザインですが、これはマスミ鞄嚢が過去に手掛けた箱型バッグの金具やハンドルから着想を得ました。過去に製作した箱型バッグのアーカイブを見てみるときれいなラインの金具やハンドルが多く使われていました。このデザインをマスミ鞄嚢のモノづくりのエッセンスとして
ESSENTIALの商品にも取り入れております。


バッグ本体の底部分のデザインはダレスバッグの角革から着想を得ました。
ダレスバッグは製作するのに技術を要するバッグとして有名ですが、そのバッグを弊社は30~40代の職人が製作をしております。これは業界的にも稀有なことなのでマスミ鞄嚢のモノづくりのエッセンスとしてデザインに取り入れることにしました。
企画やデザインも弊社社員が行っており、マスミ鞄嚢の歴史やモノづくりを深く理解した上で
何を作り、どのようなデザインにするかを決めるためこうした弊社が培ってきたDNAを新しい商品にも
取り入れることが出来ています。
最後に、使用しているレザーですが、本体部分にはRemyCarriat社のトリヨンラグーンを使用。
RemyCarriat社は1927年にフランスにて創業した老舗タンナー。ラグーンはナチュラルシュリンクレザーなので使用する部位によってシボ感が異なります。ショルダー部分は比較的細かいですが、おなか周りになると大きくなりワイルドです。


同じバッグでも表情が違うので見ていて楽しいですし、ラグーンは肉厚でもっちりとした質感なので
手触りもかなり良いです。カラーはブラックとネイビーで展開していますが、このネイビーの色見がかなり良いので是非実際に弊社ファクトリーショップやイベント等でご覧いただければと思います。
ハンドルと角革に使用しているレザーについては次の記事でご紹介いたします。
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